トラリピ、ループイフダン、トライオートFXなどのデメリット

リピート系の自動売買ツールは、トラリピ、ループイフダン、トライオートFXなどがあります。
これらリピート系の一般的な注文と決済の特徴としては、一定の値幅間隔で注文予約をすること。そして、その値幅に到達したときに利益を確保すると同時に自動的にあらたな注文が執行されることです。イメージとしては下の図をご覧ください。図の青い〇は、買注文で、赤い〇は、それぞれの決済です。

トラップリピートの取引イメージ図

図では、100円から107円までに1円間隔で8つの買注文を入れています。
100円の買注文は、101円到達で決済されますので、1円の利益確保ができます。仮に1000通貨の注文(0.01ロット)であるならば1000円の利益です。そして、101円でまた新たに買い注文が自動的に出されます。その後も同じように注文、そして決済を繰り替えします。このように買注文は、上昇方向に進めば何も問題なく利益のみがどんどんと確保されていきます。当然ですが・・・・。

ところが相場はこのようには進むことは滅多になく、上昇→下落→上昇→下落→などのようにジグザクに動きます。
なので、どこかで必ず買(売)注文は含み損(マイナスの状態)があります。
たとえば103円で出した買い注文が、104円まで到達せずに102円に下落すれば含み損状態です。仮に1000通貨の注文(0.01ロット)であるならば1000円の含み損です。その後も104円に到達ぜに下落すれば含み損はさらに増えます。
ロスカットオーダーを出しておかなければ下落するたびに損益は増えていきますが、一般的にはリピート系の自動売買ではロスカットは入れません。(損切を入れることはできるものとできないものがある)

なので、兎にも角にもリピート系の自動売買では資金に見合ったロットと値幅間隔のリスク管理がとても重要になってきます。

リピート系で両建てしたらどうなるの?

上の事例では、買のみの注文で説明しましたが、売のみの注文でも同じように、下落せずに上昇が続けば含み損は膨らみます。
そこで誰しもが考えるのが、買いと売り注文を同時に入れる「両建て」したらどうなのかということです。これならどちらに転んでも利益確保ができるからです。

例えば、103円で両建てしたとしましょう。
その後に値が104円になれば、買いが決済されます。予想に反して下落して102円となっても売りが決済されますからいずれにしても利益は必ず確保できます。ですが、片方は必ず含み損にもなります。
そのため両建ての動きとしては、103円でスタート→104円(買決済)→103円(売決済)→102円(売決済)→103円(買決済)→104円(買決済)→103円(売決済)と続いていけば、どちらも決済、利益が繰り返されるので理想的です。
このように両建ては、狭いレンジの中を行ったり来たりしてもらえれば、買いで儲け、売りでも儲けられるので鬼に金棒となります。

リピート系の両建ての最大のデメリット

リピート系の両建ての最大のデメリットとしては、一方向に大きく値幅が動いたときです。上昇ならほとんど下落せずに上昇が続く。下落ならほとんど上昇せずに下落が続くというような相場です。
上の事例でいえば、100円スタートで1円まで下落せずに107円まで行った場合などです。このように値が動くと買は決済されていきますが、売りは残って含み損となっていくからです。
それでも買いで決済され利益が確保できるから問題ないと考えがちですが、そうではありません。買いの利益は、1注文に対して1円単位ですが、売りの含み損は最大7円になります。

もう少し両建てについて詳しく説明しましょう。(下記説明ではスプレッドは考慮していません)
100円での買は、101円で決済されます。でも100円の売り注文は、107円まで決済されずに保有されますから、7円の含み損となります。その差は6円です。続いて101円の注文は、買いは1円の利益ですが、売り注文は6円の含み損です。その後の注文も考え方は同じです。
つまり、累計利益は7円に対して、含み損の累計額は、7+6+5+4+3+2+1=28円です。購入単位が0.1ロット(10000通貨)であれば7万円の利益に対して28万円の含み損ということです。
これは、100円スタートで107円までの計算ですが、さらに110円・・・115円ともなればどうなるか想像がつくでしょう。

しかもです。
事例では値幅を1円間隔で設定していますが、さらに狭く0.5円単位で行ったらどうなるでしょうか。
利益は1注文あたり0.5円と半分に減り、含み損はそのままです。
値幅を狭くすればするほど利益は減り、含み損はそのままという状態ですから、その分証拠金維持率はどんどんと減っていきますからからもう悪夢の状態です。要するに値幅を狭くすればするほど短時間で利益が確保できるので面白いように残高が増えいきますが、一方で含み損もどんどんと増えていきますので注意が必要です。
これがトラリピ、ループイフダン、トライオートFXなどのトラリピ系の最大のデメリットです。

もちろん、107円から下落に転じれば売りの利益が確保され含み損は減っていきます。しかし今度は、買いの含み損が増えていきますので、その間に耐えることができれば利益は徐々に積み重なっていきますので、利益が含み損を上回るようにはなってきます。ですから、数年単位で予想される最大値段と最小値段を想定し、さらに資金に応じた売買単位と値幅で行うことが勝者への道となります。

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