両建てトラップ取引のデメリットには何がある

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自分で設定した値段ごとに自動で両建て注文されるように仕掛けをしておくのがトラップリピートの両建て自動売買です。
トラップリピートの両建においては、レンジ相場(ボックス相場)ではメリットを享受できます。では反対にどのようなデメリットがあるのでしょうか。

ドル円を例に考えてみます。
たとえば、現在ドル円の値段が1ドル100円だとします。
この値段で買と売りの両方の注文(両建て)を入れ、買注文の決済指値を101円におき、売り注文の決済指値は99円とします。

その後、値が上に動き、101円になったときに買い注文は決済されますので利益が確保できます。
もちろんこの時点では、買いの利益が出たからといっても一方の100円で売った(sell)ほうは当然マイナスです。未決済状態で含み損を抱えていますから、決済された分の利益で残高は増えているように見えてもそんなことはありません。むしろスプレッド分マイナスになっています。

しかし、101円から値段が下がり100円に近くなるにつれてマイナスは減ってきますので、100円まで戻ってこなくても利益を確保することができます。
100円丁度になれば、100円時の売注文のマイナスは無くなりますし、さらに100円を割れば売りの利益も確保できます。こういう展開が理想的です。

といってもなかなか理想通りにはいきませんので、反対のことも考えておかなければなりません。つまり両建ての失敗、あるいはデメリットです。それはどういうときに起こるものでしょうか。

両建てトラップリピートのデメリットとは

先ほどの事例で言いますと、101円になったあとにさらに値が上がってほとんど下落調整せずに102円、103円と段々と上昇していったときです。こうなるとすでに買は決済されていますので、売りの含み損がさらに増えていきます。

そして、トラップリピートの両建てでは、一定の値段間隔ごとに注文を入れていく方法ですから単純な両建てとは違ってきます。
たとえば100pips間隔での仕掛けであるとすれば、上は101円、102円、103円・・・。下は99円、98円、97円というようになります。これらの値段になったときに買注文と売注文の両方を自動的に入れます。ですから102円になれば101円で買ったほうの利益はでます。一方、101円で売ったほうは含み損になります。また一度決済されてもその値段に戻ってくるとまた注文が執行され両建てとなります。いずれにしても売った(SELL)ほうは下落してこない限り含み損の解消はできません。

102円の時点で考えてみる

上の事例では102円の時点で100円時に売った分と101円時のふたつ分が含み損状態です。
つまり決済された利益は2円=100円の買いと101円の買の利益だけど、含み損は3円=100円の売2円+101円の売1円ですからトータルではマイナス1円です。

このあとも、ドル円が上昇していったときにも買は決済されて利益が出ますが、売りのほうは含み損をどんどんと抱えていくことになります。このように一方通行の状態(トレンド)が続きますと、含み損のほうが利益よりもどんどんと大きくなっていきます。

大事なところなので、もう一度この点をおさらいしてみましょう。
100円で売った売注文は、103円になったときには3円分の含み損状態です。しかし、100円で買ったほうはすでに101円で決済されてしまっているため1円分の利益しか確保できていません。その差は2円あります。それがトラップリピートで105円・・・110円となっていったときにどういうことになるのか想像がつくかと思います。注文間隔を狭めれば狭めるほど、そしてロット数を多くするほどたくさんの含み損を抱えるのです。

これが両建てのトラップリピートの大きなデメリットです。

もちろんいずれ下落してくれば含み損となっていた分は利益となり残高に反映されます(今度は徐々に買いの含み損が増えていく)ので、それまで耐えられるかどうかです。ようは証拠金維持率しだいとなります。いずれにしても耐えることができれば問題はありませんが、ロット数と仕掛け間隔などを間違えると強制ロスカットとなり残高0円にまっしぐらです。

20や30pipsくらいで仕掛け間隔を狭くすれば面白いように残高が増えますので、それに合わせていついロット数を増やしてしまいがちです。
ところがトレンド相場になると、先ほども言いましたように含み損はどんどんと増えていきますのでトラップトレードにはくれぐれもお気をつけください。

トラリピはマイナスのスワップポイントが発生するデメリットもある

スキャルピングならスワップポイントの発生することはほぼありませんし、デイトレードでもたとえマイナスのスワップポイントが発生してもさほどの金額にはなりません。
ですが、トラリピのような取引ともなると長期間保有する場合もあります。そうなると、マイナスのスワップポイントが大きく収益に影響を及ぼします。スワップポイントのことについてはこちらの記事をご覧ください。

スワップポイントは、ポジションを保有したまま日をまたぐと発生します。取引数量や通貨にもよりますが、1日あたり数円、あるいは何百円ということもあります。そのためポジションを数か月保有するとなると、たとえ本来なら利益がでる決済指値で決済されたとしてもスワップポイントにより利益分が消滅してしまうこともありえます。

どういうことかといいますと、たとえば取引通貨はドル円。1ドル100円で両建てをしたとします。その後に上昇すれば買いのほうは決済指値で決済されて利益がでます。しかも保有期間が数日あればほとんどのブローカーではスワップポイントももらうことができます。しかし、売りのほうはポジションを抱えたままですので、毎日マイナスのスワップポイントが積み重なっていきます。
それが数カ月してやっと下落トレンドとなり100円まで戻り、それからさらに下落して決済指値の99.50円まできたとします。ここで本来なら決済指値で利益がでるはずですが、そこに積み重なったスワップポイントの支払いがありますので、トータルではマイナスになってしまうことがあります。

それならば両建てのトラリピではなく、「買」だけをするならばスワップポイントの支払いはなさそうですが、そうとも言えません。海外ブローカーのFBSのようにドル円であっても買(-1.11ポイント)、そして売りもマイナスのスワップポイント(-6.01ポイント)が発生するところがあるからです。また反対に買いと売りのどちらでもスワップポイント(買0.213ポイント、売0.287ポイント)が付与されるGemTradeのようなブローカーもあります。スワップポイントはたいしたことないけどスワップポイントが取られる心配はありません。

このように各ブローカーによってスワップポイントは違っていますので、トラリピだけでなく長くポジションを保有する手法の場合にはスワップポイントのことを頭の片隅に入れておく必要があります。

以上が両建てトラップ取引のデメリットでした。では、また。

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